皆さん、こんにちは。メカニックの高橋です。3月も中旬に入るとだいぶ暖かくなってきましたね。仕事してる日中は少し汗ばむくらいです。
さて本日はパーキングブレーキが解除出来なくなってレッカーで持ち込まれた車両を見ていきます。最近の車に良くあるスイッチで作動する電動式パーキングブレーキの故障です。メーターにもパーキングブレーキ解除出来ませんと表示されています。まずは診断機を繋いで確認してみます。
左のパーキングブレーキに異常があり解除出来ない様です。アクチュエーターか配線に問題がある様なので調べますが、その前に診断機を使ってブレーキ整備モードにします。
有効にする事によってブレーキを分解する準備が整いました。少し端折りますが調べた結果、配線ではなく左のアクチュエーター本体の内部故障でしたので部品を注文し、後日交換しました。
カプラーが刺さっている所がアクチュエーターになります。
アクチュエーター本体を取り外しました。下が新品です。
アクチュエーターを外したキャリパーです。真ん中に12角のトルクスをが刺さる様になっていますので手動でキャリパーピストンを緩めます。後は新品のアクチュエーターを組み付けて。
最後に診断機でブレーキ整備モードを無効にしてサイドブレーキ位置を初期化して、パーキングブレーキが正常に作動する事を確認して修理完了です。この様に昨今の車は電子化が進みブレーキの修理をするだけでも一苦労です。便利なのは分かりますが、もう少し部品の耐久性を上げて欲しいところです。
それでは、また！
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